英語でメールを受け取った際、略語が書いてあるけど意味が分からない。
また逆に、ネイティブのようにメールに英語の略語を入れてみたいけど、どのようなものがあるのだろう?
今回はそんな疑問をお持ちの方に、英語の略語についてご紹介いたします。
記事を書いているのは、ニュージーランド在住17年の<うらん>です。
メールに活用できる英語の略語
そもそも略語とは何か?どの略語がどのように利用されているのかを詳しく見ていきましょう。
英語の略語と頭字語の違い
略語は、単語または長いフレーズの短縮形で、英語ではAbbreviation と呼ばれています。
MisterをMr.と書いたり、また大統領をPres.と書いたりします。
肩書や名前などでよく利用される略語や、Abbreviationをabbr.と表すなど普段は、あまり使われることのないものまで、ほぼすべての分野で略語は使われています。
略語には複数のタイプがあります。
頭字語は、NATO=ナトー(the North Atlantic Treaty Organization:北大西洋条約機構)などの長い名前または、フレーズの頭文字から作られる新しい単語です。
イニシャリズム(Initialism)とは、長いフレーズの最初の文字を取って短縮し、その短縮された文字を新たな単語として扱うのではなく、個別に発音することを言います。
たとえば、FBI=エフビーアイ(Federal Bureau of Investigation:連邦捜査局)などが該当します。
イニシャリズムは頭字語の一種と考えることができます。
米国(United States)自体がU.S.という略語を持っており、ニューヨーク州のNYのように、50州に略語があります。
一般的に使用される略語は医学から軍事、地理、製パンまで、生活のあらゆる分野に存在しています。
メールで良く利用される略語と書き方
あらゆる分野に存在している略語ですが、中でも良く英語の手紙やメールに登場してくる略語と、その使用例を以下にご紹介します。
c / o
Care of
(~方)宛先の住所に住んでいるオーナー以外の人に手紙を出すときに使用します。
使用例: Ms. Hanako Yamada c/o Mr. Smith : スミス様方山田 花子様宛。
LOL
laugh out loud
(大笑い)面白がっている様子を伝える表現です。
使用例:Your phot on FB is so funny. LOL: ファイスブックのあなたの写真凄く面白い!(笑)
P.S.
Post Script (ポストスクリプト)の略で、「後書き」を意味します。
手紙やメールの最後に、多くの場合追加のコメントや自分の考えを含めるために使用されます。
使用例:I am looking forward to meeting you soon. (お会いできるのを楽しみにしています)
P.S. I will be away from office from 1 Dec for 4 days. (追伸:12月1日から4日間オフィスを不在にします)
B.Y.O.B.
Bring your own bottleの略語です。
アルコールを販売していないレストランや、パーティー会場に飲み物(ワインのボトルなど)を持ち寄る際に「お酒各自物持参」という意味で使用します。
使用例: BBQ (バーベキュー)
Sunday May 5th (5月5日日曜日)
B.Y.O.B (お酒各自持参)
R.S.V.P.
Répondez, s’il vous plait というフランス語がもととなっている略語で、「お返事お願いします」という意味があります。
これはパーティーやイベントへの招待状に利用され、“Yes”「はい参加します」または“No”「参加しません」のどちらかの返事をします。
使用例:R.S.V.P – Accept with pleasure / – Decline with regret
(お返事お願いしますー 喜んで参加します/残念ながら不参加です)
英語の略語のまとめ
英語の略語は英語圏での生活の一部となっており、英文によるコミュニケーションの時間とスペースを節約します。
別の言い方をすれば、公式文書からテキストメッセージまで、英語でのやり取りをする際には略語を知っておく必要があります。
略語は通常、単語、またはフレーズから取得した文字または文字のグループで構成されています。
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