「ニュージーランドでペンギンを見るなら、どの季節にどこへ行けばよい?」と迷っていませんか。
代表的な観察場所は、リトルブルーペンギンで知られるオアマル、イエローアイドペンギンの生息地があるオタゴ地方、アカロア近郊のポハツです。
ただし、ペンギンは野生動物のため、特定の場所や季節でも必ず見られるとは限りません。種類によって繁殖時期や上陸する時間が異なり、ツアーの催行状況も季節によって変わります。
ニュージーランド本土で繁殖する主なペンギンは、リトルペンギン、イエローアイドペンギン、フィヨルドランドクレステッドペンギンの3種類です。
この記事では、それぞれのペンギンに会える主な場所と季節、オアマル・オタゴ地方・アカロアの特徴、観察時の注意点を解説します。
ニュージーランドでペンギンに会える場所と季節
主な観察場所と特徴は次のとおりです。
・オアマル:夕暮れに帰ってくるリトルペンギンを観察する
・オタゴ地方:イエローアイドペンギンの生息地を観察する
・アカロア近郊のポハツ:ガイドツアーでリトルペンギンを観察する
・フィヨルドランド西海岸:フィヨルドランドクレステッドペンギンが繁殖するが、旅行者が安定して観察するのは難しい
ペンギンを見る目的で旅程を組むなら、観察施設やガイド付きツアーを利用する方法が現実的です。
野生のペンギンは天候、海の状態、繁殖状況などによって姿を見せないことがあります。「見られる季節」ではなく、「見られる可能性が高まる季節」と考えましょう。
リトルペンギン
リトルペンギンは世界最小のペンギンで、マオリ語ではコロラと呼ばれます。
オアマルやアカロア近郊などで観察できます。日中は海で餌を探し、夕暮れ以降に陸上の巣へ戻る姿を観察するツアーがあります。
オアマルでは年間を通した観察施設がありますが、上陸数や行動は季節によって変わります。
イエローアイドペンギン
イエローアイドペンギンは、マオリ語でホイホと呼ばれるニュージーランド固有種です。
南島南東部、スチュワート島周辺、亜南極諸島などに分布しています。個体数が減少している絶滅危惧種であり、観察できる場所や方法が制限される場合があります。
オタゴ地方では観察施設や展望場所がありますが、必ず見られるわけではありません。
フィヨルドランドクレステッドペンギン
フィヨルドランドクレステッドペンギンは、マオリ語でタワキと呼ばれます。
南島西海岸やフィヨルドランド周辺の森林、岩場、洞窟などで繁殖します。
生息地へのアクセスが難しく、オアマルのリトルペンギンのように安定した観察を目的とする旅行には向きません。クルーズ中などに偶然見られる可能性はありますが、遭遇を前提に予定を組まないほうがよいでしょう。
ニュージーランドのペンギンに会える場所と季節
ニュージーランドのペンギンに会えるスポットを紹介します。
ポハツペンギンコロニー(アカロア)
ポハツは、バンクス半島のアカロア近郊にあるリトルペンギンの繁殖地です。
アカロアから現地へ向かうガイド付きツアーがあり、保護活動や巣の様子を学びながら観察できます。
公式案内では、観察に適した時期は繁殖期にあたる8月末から12月です。1月から2月には換羽中の個体を見られることがあります。
2月末から4月上旬ごろは、ペンギンが海で過ごすため、観察できない時期として案内されています。4月中旬から9月にも、個体が定期的に戻る時期があります。
ただし、ツアーでもペンギンの上陸を保証しているわけではありません。日没前に姿を見せない場合もあるため、自然観察であることを理解して参加しましょう。
オタゴ地方|イエローアイドペンギン
オタゴ地方は、イエローアイドペンギンの代表的な生息地域です。
ペンギンプレイスなどの保護施設では、ガイド付きで生息地や保護活動について学べるツアーがあります。
また、モエラキ近郊のカティキ・ポイントやオアマルのブッシー・ビーチには、イエローアイドペンギンを観察できる可能性がある展望場所があります。
ただし、イエローアイドペンギンは個体数が少なく、姿を見られないことも珍しくありません。立入禁止区域へ入らず、犬を近づけず、十分な距離を取って観察してください。
観察場所の閉鎖やツアー内容の変更もあるため、訪問直前に公式情報を確認しましょう。
オアマル|リトルペンギンの夕暮れ観察
オアマル・ブルー・ペンギン・コロニーでは、夕暮れに海から巣へ戻るリトルペンギンを専用の観察席から見学できます。
施設は年間を通じて夕方の観察プログラムを実施していますが、戻ってくる個体数は季節やその年の繁殖状況によって変わります。
観察時刻は日没に合わせて変わるため、予約時に集合時間を確認してください。
夕方は夏でも冷えることがあるため、防寒着を用意すると安心です。
夜の観察では、ペンギンへの影響を避けるため、写真や動画の撮影は禁止されています。
オアマルで観察する中心はリトルペンギンです。イエローアイドペンギンの観察場所とは分けて考えましょう。
野生のペンギンを観察するときの注意点
野生のペンギンを観察するときは、次の点を守りましょう。
・ペンギンの進路をふさがない
・巣や繁殖地へ近づかない
・フラッシュ撮影をしない
・大声や強い光で驚かせない
・犬を近づけない
・立入禁止区域へ入らない
・施設やガイドの指示に従う
ペンギンが海から戻る時間帯は暗く、気温も下がります。防寒着を用意し、足元を照らす場合も強い光をペンギンへ向けないようにしてください。
保護区域や施設によって撮影ルールが異なるため、現地の案内を優先しましょう。
まとめ
ニュージーランドでペンギンを見る代表的な場所は、オアマル、オタゴ地方、アカロア近郊のポハツです。
オアマルでは、夕暮れに巣へ戻るリトルペンギンを専用施設から観察できます。年間を通じて観察プログラムがありますが、見られる数は季節や繁殖状況によって変わります。
ポハツでは、8月末から12月の繁殖期が観察に適した時期です。ただし、2月末から4月上旬ごろは姿を見られない時期として案内されています。
オタゴ地方ではイエローアイドペンギンを見られる可能性がありますが、個体数が少なく、必ず会えるわけではありません。
ペンギンは野生動物です。訪問前にツアーの開催時期、集合時間、観察場所の開放状況を公式サイトで確認し、現地では距離や撮影ルールを守りましょう。
