ニュージーランドの羊の歴史と数や種類の特徴

ニュージーランドの羊

「羊の国」として有名なニュージーランドの羊について詳しく知りたいと思いませんか?現在の羊の数や種類、なぜこんなに羊が多いのか疑問に感じている方も多いでしょう。

この記事では、1773年のキャプテンクックによる羊の持ち込みから現在まで、ニュージーランドの羊の歴史を詳しく解説します。ピーク時には7,000万頭を数えた羊が現在2,730万頭まで減少した理由や、メリノやロムニーなど約20種類の羊の特徴まで分かりやすく解説します。

目次

ニュージーランドの羊の歴史

ニュージーランドの羊は1773年5月20日にキャプテンクックが最初に持ち込みました。

1850年代から1860年代にかけて羊の数が急速に増加しましたが、それは自然増加ではなく、海外から新たに羊が持ち込まれたことが大きな理由です。

ニュージーランドの羊はいつから増えたのか歴史の流れを知ることで全体像を理解できます。

1856年から1987年頃までは羊の需要が非常に高く、羊産業はニュージーランド経済を支える重要産業となっていました。

当時はイギリスへ大量の羊肉が輸出されていました。

また、19世紀後半のニュージーランドでは、羊毛が主要な輸出産業となっていました。1960年代後半でも全ての輸出収入の3分の1を占めていました。現在は化学繊維の普及などによって羊毛需要が減少し、羊肉の需要も減少し、酪農農家の増加とともに、飼育されている羊の数は減少の一途をたどっています。約130年間、羊産業はニュージーランド経済を支える重要産業でしたが、1987年に酪農に追い抜かれました。世界最大の子羊の輸出国となっています。

ニュージーランドの羊の種類

ニュージーランドにはどんな羊の種類がいるのか特徴とあわせて確認しておきましょう。

現在ニュージーランドでは約20種類の羊が飼育されています。中でも有名な品種は、メリノとロムニーです。メリノは羊毛で非常に高く評価されており、経済的に影響力のある羊の品種の1つです。

メリノは高品質な羊毛で知られ、ニュージーランドでも重要な品種の一つです。その後、ニュージーランドやオーストラリアで改良が進み、現在のメリノが誕生します。

ロムニーは、以前はロムニーマーシュの羊と呼ばれていたイギリス生まれのロングウールの品種です。ロムニーは現在ニュージーランドの羊全体の66%を占めており、その羊毛はカーペットなどに利用されています。この他にも、肉用や羊毛用としてさまざまな品種が飼育されています。

ニュージーランドの羊の数

ニュージーランドの羊の数はどれくらいなのかピークから現在までの変化を把握しておきましょう。

ニュージーランドの羊の個体数は、1982年に7,000万頭にのぼり、ピークに達しました。その後は、乳製品産業の人気の高まりとともに、急激に羊の数は減少していきました。

1982年のピーク時には、ニュージーランド国民1人あたりに対して22頭の羊がいました。1987年には政府の補助金のカットも影響し、羊の数は約3,900万頭に減少しました。

2007年の時点でも羊の数は約3,900万頭で、国内人口と比べると、1人あたりの羊の数は10頭でした。(2006年のニュージーランド全体の人口は4027,947人)

2015年6月の時点では、羊の数は2,910万頭で、2016年には2,760万頭に減少しました。2018年の羊の数は2,730万頭となっており、ニュージーランドの国民1人あたりに5.6頭の羊がいる計算となります。

しかしニュージーランドはいまだに、単位面積あたりの羊の密度が世界で最も高い国です。

ニュージーランドに羊が多い理由

なぜニュージーランドに羊が多いのか気候や歴史的背景から理由を理解していきましょう。

ニュージーランドに羊が多い理由は、気候や歴史的背景にあります。

  1. 温暖な気候: ニュージーランドは比較的温暖な気候帯に位置しており、四季がはっきりと分かれることが少ないため、羊が年間を通じて快適に生息できます。一年を通して温暖なため、羊が育ちやすく、飼育しやすい環境となっています。
     
  2. 豊かな牧草地: ニュージーランドは広大な牧草地が広がっており、豊富な牧草が羊の餌として利用できます。これにより、羊が健康に成長し、高品質な羊毛と肉を生産することが可能です。
     
  3. ニュージーランドの歴史: ニュージーランドにはイギリスからの移民が多く、19世紀には羊の飼育が主要な産業として発展しました。当時、羊毛は高く評価され、国内経済の中心的な要素となりました。この歴史的な背景から、羊の飼育が今日まで根付いています。
     
  4. 品種改良: ニュージーランドでは長い間、羊の品種改良が行われてきました。これにより、高品質な羊毛や肉を生産できる優れた羊の品種が育成され、飼育効率が向上しました。
     
  5. 輸出市場: ニュージーランドの羊肉や羊毛は国際市場で高い評価を受けており、多くの国に輸出されています。羊毛や羊肉は海外でも需要が高く、輸出産業として発展したことで羊の飼育が広がりました。

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ニュージーランド旅行おすすめガイド

ニュージーランドを含めた海外旅行の行き先や特徴を整理したい方は、
海外旅行のまとめ」も参考になります。

まとめ

ニュージーランドに羊が多い理由は、

・温暖な気候
・広大な牧草地
・羊産業の長い歴史

などが関係しています。

1980年代には約7,000万頭まで増加しましたが、現在は酪農の拡大などによって減少しています。

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