「タイ旅行では何に気をつける?」「入国手続きや治安、食事で注意することを知りたい」と迷っていませんか。
タイ旅行では、入国前のTDAC登録、パスポートやビザ条件の確認、電子タバコなどの持ち込み禁止品、寺院での服装、交通事故、スリや詐欺、食事と水への注意が必要です。
この記事では、タイ旅行で気をつけることを、入国、持ち物、服装、治安、交通、食事、お金、マナーの順に解説します。旅行前に確認したい緊急連絡先と、よくある質問も紹介します。
タイ旅行で特に気をつけること
| 確認事項 | 主な注意点 |
|---|---|
| 入国手続き | TDACを所定の期間内に登録する |
| ビザ・滞在日数 | 出発時点の最新制度を確認する |
| パスポート | 航空会社・入国条件に必要な残存期間を確認する |
| 持ち込み品 | 電子タバコ・違法薬物などを持ち込まない |
| 交通 | 道路横断、バイク、タクシー料金に注意する |
| 治安 | スリ、ひったくり、詐欺、置き引きを防ぐ |
| 食事・水 | 未加熱食品や衛生状態に注意する |
| 寺院 | 肩と膝を覆い、現地の案内に従う |
| お金 | 現金とカードを分散し、両替額をその場で確認する |
| 通信 | 公共Wi-Fiで重要情報を送受信しない |
| 緊急時 | 観光警察、大使館、保険会社の連絡先を保存する |
タイ入国前に確認すること
タイデジタル到着カード(TDAC)を登録する
タイへ入国する外国人旅行者は、原則としてタイデジタル到着カード(TDAC)のオンライン登録が必要です。
公式サイトで、パスポート情報、旅行日程、タイでの滞在先などを入力します。登録料はかかりません。
TDACは、タイへの到着日を含む3日前から提出できます。登録時期や対象者は変更される場合があるため、出発前にタイ入国管理局の公式サイトで最新情報を確認してください。
登録完了画面や確認メールは、スマートフォンへ保存しておきましょう。
ビザ免除と滞在可能日数を確認する
日本国籍者が観光目的で短期間滞在する場合でも、ビザ免除の対象期間や入国条件は変更されることがあります。
ビザ免除の滞在可能日数や入国条件は変更されることがあります。出発時点のタイ外務省、在日タイ大使館、航空会社の案内を確認してください。
観光以外の目的、長期滞在、就労、留学などでは、事前のビザ取得が必要になる場合があります。
パスポートと出国用航空券を確認する
パスポートの有効期限、未使用査証欄、氏名と航空券の表記が一致しているかを確認します。
必要な残存有効期間は、入国資格や航空会社の運用によって異なる場合があります。旅行時点のタイ政府、在日タイ大使館、航空会社の案内を確認してください。
入国審査で、タイから出国する航空券や滞在先、旅行資金の提示を求められる場合に備え、予約情報を保存しておきましょう。
タイへ持ち込んではいけない物に注意する
電子タバコ本体・リキッドを持ち込まない
タイでは、電子タバコや関連用品の輸入が禁止されています。
本体だけでなく、カートリッジやリキッドなども持ち込まないでください。日本で使用している物を、個人利用だから問題ないと判断して荷物へ入れないようにしましょう。
大麻を観光目的で使用しない
タイでは大麻に関する規制が変更されています。旅行者が娯楽目的で自由に購入・使用できると考えないでください。
娯楽目的で大麻を購入、所持、使用しないでください。大麻や大麻を含む製品を日本へ持ち帰ることもできません。医療目的であっても、タイ国内の正式な条件や処方が必要になる場合があります。
酒・たばこの免税範囲を確認する
酒類や紙巻きたばこには免税範囲があります。複数人分を一人の荷物へまとめず、現在の数量制限をタイ税関で確認してください。
規定を超える場合や、申告が必要か分からない場合は、空港の税関で確認しましょう。
タイ旅行の服装で気をつけること
寺院では肩と膝を覆う
寺院を訪れるときは、タンクトップ、キャミソール、短すぎるパンツやスカートなど、肩や膝が大きく出る服装を避けます。
袖のあるトップスと、膝が隠れるパンツやスカートを選びましょう。施設によって服装基準が異なるため、入口の案内を優先してください。
寺院の建物へ入るときは靴を脱ぎ、帽子やサングラスを外します。仏像へ足の裏を向けず、僧侶や祈っている人の邪魔になる撮影は控えてください。
街歩きでは暑さ・雨・冷房に備える
通気性と速乾性のある服、歩きやすい靴、帽子、日焼け止めを用意します。
雨季にはレインコートや折りたたみ傘、屋内の冷房対策には薄手の羽織りものが便利です。
レストランのドレスコードを確認する
一般的な飲食店ではカジュアルな服装で利用できますが、高級ホテルやレストランでは、ショートパンツ、ビーチサンダル、ノースリーブなどを制限している場合があります。
予約時に公式サイトのドレスコードを確認してください。
タイ旅行に必要な持ち物
必ず確認する物
□ パスポート
□ 航空券・eチケット
□ TDACの登録確認
□ ホテルなどの予約情報
□ クレジットカード
□ 現金
□ 海外旅行保険の連絡先・契約情報
□ スマートフォン
□ 充電器
□ 常備薬・処方薬
パスポートや予約情報は、スマートフォンだけでなく、別の端末や紙にも控えを保存すると安心です。
あると便利な物
□ モバイルバッテリー
□ 変換プラグ
□ 薄手の羽織りもの
□ 日焼け止め
□ 帽子
□ 虫よけ
□ レインコート・折りたたみ傘
□ ウェットティッシュ
□ ポケットティッシュ
□ 胃腸薬・酔い止め
□ パスポートの顔写真ページのコピー
□ パスポート再発行用の証明写真
処方薬を持ち込む場合は、成分や数量によってタイ側の許可や英文証明が必要になることがあります。タイFDAなどの公式案内を確認してください。
モバイルバッテリーは預け荷物へ入れない
モバイルバッテリーや予備のリチウム電池は、預け荷物へ入れず、機内持ち込み手荷物で管理します。
容量や個数の制限は航空会社によって異なるため、利用便の規定を確認してください。容量表示が読めない製品は持ち込めない場合があります。
国際線の液体物は、100ミリリットル以下の容器へ入れ、規定の透明袋にまとめるのが基本です。ただし、出発空港と航空会社の案内を優先してください。
タイ旅行のお金で気をつけること
現金とカードを併用する
ホテル、商業施設、レストランではカードを使えることがありますが、屋台、小規模店、市場、交通機関などでは現金が必要になる場合があります。
1枚のカードだけに頼らず、異なるカードと少額の現金を分けて保管してください。
両替額をその場で確認する
銀行や正規の両替所を利用し、レート、手数料、受け取った金額を窓口から離れる前に確認します。
路上や知らない人からの両替は利用しないでください。
ATMの手数料と換算方法を確認する
海外ATMでは、タイ側の利用手数料、日本側のカード会社の手数料、為替手数料などが発生する場合があります。
ATM画面で日本円換算を提案された場合は、適用レートを確認してください。「ATMの方が必ず安い」とは限りません。
チップは強制ではない
チップはすべての場面で必須ではありません。サービス料が加算されているか、施設の慣習、受けたサービスを確認して判断します。
一律に「清掃員へ20バーツ」「荷物1個につき20バーツ」と固定せず、無理のない範囲で感謝を示してください。
カード決済時は通貨と金額を確認する
決済端末の金額と通貨を確認し、カードから目を離さないようにします。
暗証番号を入力するときは手元を隠し、利用通知を有効にしておきましょう。
タイ旅行の交通で気をつけること
道路を渡るときは左右を十分に確認する
タイは日本と同じ左側通行ですが、車やバイクの動き、信号の運用、道路環境は日本と異なります。
横断歩道や信号があっても周囲を確認し、車両が止まったことを確かめてから渡りましょう。
タクシーはメーターか配車アプリを利用する
バンコクのタクシーでは、乗車時にメーターが作動しているか確認します。
メーター利用を拒否された場合は、無理に乗らず、別の車両や正規の配車アプリを利用してください。
空港や観光地では、公式の乗り場から乗車しましょう。
トゥクトゥクは乗車前に総額を確認する
トゥクトゥクはメーターがないため、目的地、人数、料金の総額を乗車前に確認します。
宝石店、仕立店、観光施設などへの立ち寄りを強く勧める運転手には注意してください。
シートベルトがない車両もあるため、安全性を優先する場合はタクシーや公共交通機関を選びましょう。
バイクタクシーやレンタルバイクは慎重に判断する
バイク移動は事故時のけがが大きくなりやすいため、交通事情に不慣れな旅行者は安易に利用しない方が安全です。
レンタルする場合は、有効な運転資格、国際運転免許証、保険、ヘルメット、車両状態を確認してください。
バンコクではBTS・MRTも利用する
BTSやMRTは渋滞の影響を受けにくい交通手段です。
ラッシュ時の混雑、スリ、駅から目的地までの徒歩移動を考慮して利用してください。
タイ旅行の食事と水で気をつけること
飲み水は密封された市販品を選ぶ
水道水をそのまま飲まず、未開封のボトル飲料を利用します。開封済みではないか、キャップを確認してください。
歯磨きに使う水は、体調や滞在場所の水質が気になる場合にボトル水を利用すると安心です。
氷を一律に危険と決めつけない
ホテル、レストラン、チェーン店などでは、飲料用に管理された氷を使用している場合があります。
衛生状態が分からない店では、氷なしを選ぶか、店員へ確認してください。
加熱直後の料理を選ぶ
屋台や食堂では、注文後に十分加熱され、熱い状態で提供される料理を選びましょう。
長時間常温に置かれている料理、生焼けの肉・魚介類、衛生状態が分からない生野菜などには注意してください。
辛さとアレルギーを事前に伝える
辛い物が苦手な場合は、注文時に辛さを控えるよう伝えます。
食物アレルギーがある場合は、原因食品をタイ語と英語で表示したカードを用意してください。ナンプラー、エビ、ピーナッツなど、見た目では分からない材料にも注意します。
体調不良では早めに医療機関へ相談する
激しい下痢、嘔吐、高熱、血便、意識低下、水分を取れない状態がある場合は、自己判断で我慢せず、保険会社や医療機関へ連絡してください。
タイ旅行の文化とマナーで気をつけること
寺院と仏像へ敬意を払う
寺院では服装と撮影ルールを守り、仏像へ触れたり、足の裏を向けたりしないようにします。
女性は、僧侶の体へ直接触れたり、物を直接手渡したりしないようにしてください。
人の頭へ触れず、足で物を指さない
人の頭へむやみに触れたり、足の裏を人や仏像へ向けたり、足で物を動かしたりする行為は避けましょう。
王室に関する言動へ注意する
王室に対する侮辱や批判は、法律上の問題になる可能性があります。
公共の場やSNSで、軽い冗談のつもりで批判的な発言や投稿をしないようにしてください。
紙幣や硬貨に描かれた肖像も乱暴に扱わないようにします。
ワイを無理に行う必要はない
合掌する挨拶は「ワイ」と呼ばれますが、旅行者がすべての店員や相手へ行う必要はありません。
相手からワイをされた場合は、軽く会釈するか、胸の前で手を合わせて応じる程度で構いません。
感情的に大声を出さない
料金やサービスで問題があっても、大声で責めたり、相手を侮辱したりせず、落ち着いて確認します。
解決しない場合は、観光警察や施設の責任者へ相談してください。
タイ旅行の治安とトラブルで気をつけること
スリ・ひったくり・置き引きを防ぐ
市場、駅、繁華街、観光地などの人混みでは、バッグを体の前で持ち、ファスナーを閉めます。
スマートフォンや財布をテーブルへ置いたままにせず、道路側でバッグやスマートフォンを持たないようにしましょう。
パスポート、カード、現金は一か所へまとめず、必要な分だけ持ち歩きます。
知らない人からの案内を信用しすぎない
「寺院は今日は休み」「特別に安い店を紹介する」などと声をかけられ、宝石店や仕立店へ連れて行かれる事例があります。
営業状況は施設の公式サイトや窓口で確認し、知らない人が勧める店へ安易について行かないでください。
ジェットスキーなどのレンタル品を撮影する
車、バイク、ジェットスキーなどを借りる場合は、利用前に傷や破損を動画と写真で記録します。
料金、保険、弁償条件、パスポートを預ける必要があるかを確認し、内容が分からない契約書へ署名しないようにしましょう。
夜間と飲酒後の移動に注意する
深夜に一人で人通りの少ない場所を歩かず、飲酒後は信頼できる交通手段を利用してください。
飲み物を放置したり、知らない人から受け取った飲み物を飲んだりしないようにします。
タイ旅行の気候・電圧・通信で気をつけること
暑さ・雨・蚊に備える
タイは年間を通して気温が高い地域が多く、時期や地域によって雨量が異なります。
帽子、日焼け止め、飲料、虫よけを用意し、屋外観光では休憩を取りましょう。旅行直前には、訪問都市の天気と大雨・台風情報を確認してください。
日本との時差は2時間
タイは日本より2時間遅れています。日本が正午なら、タイは午前10時です。
航空券、ツアー、レストラン予約は現地時間で表示されるため、時刻を間違えないようにしてください。
電圧は220V
タイの電圧は220Vです。
スマートフォンやパソコンの充電器にINPUT 100-240Vと表示されていれば、通常は変圧器なしで使用できます。100V専用のドライヤーなどは、そのまま接続しないでください。
コンセント形状は施設によって異なるため、複数形状に対応する変換プラグを用意すると安心です。
公共Wi-Fiで重要な操作をしない
ホテルや店舗のWi-Fiでも、ネットバンキング、カード情報の入力、重要なパスワード変更などは避けましょう。
SIM、eSIM、ポケットWi-Fiなどを用意し、端末の画面ロックと紛失時の遠隔操作を設定してください。
タイ旅行中の緊急連絡先
・観光警察:1155
・警察:191
・救急:1669
・在タイ日本国大使館:+66-2-207-8500 / +66-2-696-3000
・海外旅行保険会社:契約時の緊急連絡先
・カード会社:紛失・盗難受付
電話番号や受付時間は変更される場合があります。旅行前に在タイ日本国大使館、タイ観光警察、海外旅行保険会社の最新情報を確認してください。
スマートフォンの連絡先へ登録し、紙にも控えてください。
パスポートを紛失した場合は、警察へ届け出たうえで、在タイ日本国大使館へ連絡します。
命に関わる緊急事態では、まず現地の警察・救急へ連絡してください。
タイ旅行で気をつけることに関するよくあるQ&A
タイ旅行で最も気をつけることは何ですか?
TDACなどの入国手続き、電子タバコなどの禁止品、交通事故、スリや詐欺、食事と水、寺院での服装に注意してください。旅行前に外務省、タイ政府、航空会社の最新情報も確認しましょう。
タイへ入国するにはTDACが必要ですか?
外国人旅行者は原則として、到着前にタイデジタル到着カード(TDAC)の登録が必要です。登録時期と対象者は公式サイトで確認してください。
日本人はタイ旅行でビザが必要ですか?
観光目的の短期滞在ではビザ免除の対象になる場合があります。ただし、ビザ免除の滞在可能日数や条件は変更されることがあります。古い情報で判断せず、出発時点のタイ外務省や在日タイ大使館の案内を確認してください。
タイへ電子タバコを持って行けますか?
持って行かないでください。タイ税関は電子タバコと関連用品を輸入禁止品としています。個人利用であっても荷物へ入れないようにしましょう。
タイで大麻を使用してもよいですか?
娯楽目的で自由に使用できると考えないでください。タイ観光庁は、娯楽目的の使用・所持・購入を違法と案内しています。日本への持ち帰りもできません。
タイの寺院ではどのような服装が必要ですか?
袖のある上衣と、膝が隠れるパンツまたはスカートが基本です。帽子やサングラスを外し、寺院の建物へ入る際は靴を脱ぎます。施設ごとの案内を優先してください。
タイの水道水は飲めますか?
旅行者は、水道水をそのまま飲まず、密封された市販のボトル飲料を利用すると安心です。氷は一律に避けるのではなく、衛生状態が確認できる店を選びましょう。
タイの屋台は安全ですか?
衛生状態は店ごとに異なります。注文後に十分加熱され、熱い状態で提供される料理を選び、生焼けや長時間常温に置かれた料理は避けてください。
タイのタクシーで気をつけることは何ですか?
メーターが作動しているか確認します。利用を拒否された場合は無理に乗らず、別の車両や正規の配車アプリを利用してください。目的地とルートも地図で確認しましょう。
トゥクトゥクは安全ですか?
観光体験として利用できますが、乗車前に目的地と料金総額を確認してください。シートベルトがない車両もあり、安全性を重視する場合はタクシーや公共交通機関が候補です。
タイではチップが必要ですか?
すべての場面で必須ではありません。サービス料の有無や施設の慣習を確認し、満足したサービスへ無理のない範囲で渡してください。
タイ旅行に変圧器は必要ですか?
使用する電化製品によります。INPUT 100-240Vと表示された充電器は、通常は変圧器なしで使用できます。100V専用製品はそのまま使用できません。特にドライヤーなどの高出力製品は、海外対応品や宿泊施設の備品を利用する方法も検討してください。
タイ旅行でパスポートを紛失したらどうしますか?
警察へ届け出て、在タイ日本国大使館へ連絡してください。パスポートの顔写真ページのコピー、証明写真、航空券や滞在先の情報を、原本とは別に保存しておくと手続きに役立ちます。
タイ旅行に海外旅行保険は必要ですか?
加入しておくと安心です。治療費、救援者費用、盗難、航空便の遅延など、補償内容と免責事項を確認してください。旅行中は保険会社の緊急連絡先を携帯しましょう。
まとめ
タイ旅行では、観光情報だけでなく、入国手続き、法律、交通、治安、衛生に関する注意点も確認する必要があります。
出発前には、TDACの登録、ビザ免除と滞在日数、パスポート、航空券、ホテル、海外旅行保険を確認してください。電子タバコなどの持ち込み禁止品も荷物へ入れないようにしましょう。
寺院では肩と膝を覆い、脱靴や撮影の案内に従います。移動では、道路横断、タクシー料金、トゥクトゥク、バイクの安全性に注意してください。
飲み水は密封された市販品を選び、食事は十分に加熱された料理を選びましょう。現金とカードは分散し、人混みではスリやひったくりを警戒してください。
入国制度、法律、交通規制、緊急連絡先は変更されることがあります。旅行直前にタイ政府、在タイ日本国大使館、外務省、航空会社の最新情報を確認しましょう。
