オーストラリア旅行の注意点|入国・持ち込み・治安対策を解説

オーストラリア旅行 注意

「オーストラリア旅行では何に注意すればいい?」「食品の持ち込みやETAの申請で失敗したくない」と不安に感じていませんか。

オーストラリア旅行では、ETAなどの入国手続き、厳しい検疫、紫外線、海での事故、交通ルールに注意が必要です。チップや電圧、時差なども日本とは異なる部分があります。

この記事では、出発前に確認すること、入国時の持ち込み規制、現地の治安・交通・自然環境、支払い・通信・緊急連絡先を解説します。よくある質問も紹介します。

目次

オーストラリア旅行で特に注意すること

出発前と現地では、次の点を確認してください。

・渡航前にETAなど必要な入国許可を取得する
・食品、植物、動物製品などは入国時に正しく申告する
・日焼け止め、帽子、サングラスで紫外線対策をする
・貴重品を放置せず、夜間は周囲の状況に注意する
・左側通行でも道路横断時は両方向を確認する
・海では赤と黄色の旗の間など、監視区域で泳ぐ
・野生動物に近づいたり餌を与えたりしない
・旅行保険の補償内容を確認する
・電化製品の対応電圧を確認し、Oタイプの変換プラグを用意する
・時差とサマータイムを旅行時期ごとに確認する

特に食品の持ち込みは、「禁止か分からないから申告しない」のではなく、判断に迷う物も申告することが大切です。

オーストラリア旅行の出発前に確認すること

ETAなど必要な入国許可を確認する

日本のパスポートで短期観光する場合は、原則として渡航前にETAを取得します。

ETAの対象者は、オーストラリア政府の公式「Australian ETA」アプリから申請します。申請時には、パスポート、顔写真の撮影、連絡先、渡航目的などの入力が必要です。

ETAには、次の注意点があります。

・申請はオーストラリア政府の公式アプリから行う
・申請代行サイトや非公式アプリに注意する
・申請に使ったパスポートで渡航する
・パスポートを更新した場合は、新しいパスポートで手続きを確認する
・ETAを取得しても入国が保証されるわけではない
・審査に時間がかかる場合に備え、出発直前まで放置しない

ETA対象のパスポート保持者は、公式アプリから申請するようオーストラリア内務省が案内しています。

ETAで一般的に認められる滞在は、1回につき最長3か月です。ただし、渡航目的や国籍、滞在期間によって必要な査証は異なります。予約前にオーストラリア内務省の公式情報を確認してください。

航空券と宿泊先の条件を確認する

航空券は、変更・キャンセル条件、受託手荷物、到着時刻を確認して予約します。

深夜や早朝に到着する便では、空港から市内への交通手段が限られる場合があります。

宿泊施設は料金だけでなく、駅やバス停からの距離、夜間の周辺環境、チェックイン時間も確認してください。民泊を利用する場合は、営業許可、口コミ、緊急時の連絡方法を確かめましょう。

海外旅行保険の補償内容を確認する

オーストラリアで病気やけがをすると、診察、検査、入院、救急搬送などに高額な費用がかかる場合があります。

海外旅行保険では、次の項目を確認してください。

・治療・救援費用の上限
・救急搬送や入院の補償
・携行品損害
・航空機遅延などの補償
・レンタカー利用時の補償
・サーフィン、ダイビングなどの活動が対象になるか
・持病や既往症の扱い

クレジットカード付帯保険を使う場合は、旅行代金の支払いなどの適用条件も確認しましょう。

チップは基本的に義務ではない

オーストラリアでは、チップは基本的に義務ではありません。

通常のレストラン、カフェ、タクシーで、必ず料金の10%を追加する必要はありません。高級レストランなどで特に良いサービスを受けた場合に、任意で10%程度を渡すことがあります。

会計時にサービス料が加算されている場合もあるため、支払う前に明細を確認してください。

カード決済端末にチップ入力画面が表示されても、追加しない選択ができます。

スリ・置き引き・夜間の移動に注意する

オーストラリアでは、観光地、繁華街、公共交通機関などで、スリや置き引きに注意が必要です。

・スマートフォンや財布をテーブルに放置しない
・バッグのファスナーを閉める
・現金やカードを一か所にまとめない
・ホテルの部屋に貴重品を見える状態で残さない
・夜間は人通りが少ない場所を避ける
・見知らぬ人から荷物を預からない
・飲み物から目を離さない

緊急時の警察・消防・救急は「000」です。緊急ではない警察への相談は、地域によって窓口が異なるため、現地の公式情報を確認してください。

交通ルールとレンタカーの条件を確認する

オーストラリアは日本と同じ左側通行です。

ただし、ラウンドアバウトでは進入前に右側から来る車を確認するなど、日本では慣れていないルールがあります。

レンタカーを運転する場合は、次を確認してください。

・日本の運転免許証
・国際運転免許証または州が認める英語翻訳
・レンタカー会社の年齢・免許条件
・州ごとの運転規則
・保険と免責額
・給油方法
・長距離運転での休憩場所

国際運転免許証だけを持つのではなく、日本の有効な運転免許証も携帯してください。

海外免許証や国際運転免許証の扱いは州によって異なります。旅行する州の交通当局とレンタカー会社の条件を、予約前に確認してください。

道路を横断するときも、左側通行に慣れているからと油断せず、両方向を確認してください。

紫外線と暑さに備える

オーストラリアでは、季節や地域によって紫外線が非常に強くなることがあります。

・SPF30以上の日焼け止めを塗り直す
・つばのある帽子をかぶる
・UVカット機能のあるサングラスを使う
・長袖などで肌の露出を減らす
・日陰を利用する
・水分をこまめに取る

曇りの日でも紫外線対策が必要になる場合があります。現地のUV指数を確認して行動してください。

食品や動植物の持ち込みは必ず申告する

オーストラリアは、自然環境や農業を守るため、食品、植物、動物製品などの持ち込みを厳しく管理しています。

次のような物を持っている場合は、入国時に申告が必要になることがあります。

・肉、魚、卵、乳製品を含む食品
・果物、野菜、種、ナッツ
・お菓子、インスタント食品、調味料
・漢方薬、乾燥ハーブ
・木製品、竹製品、わら製品
・動物の皮、羽、骨などを使った製品
・土や植物が付着した靴、キャンプ用品

「加工品だから申告不要」「市販品だから大丈夫」と自己判断しないでください。

食品は、持ち込める物でも入国時の申告が必要になる場合があります。判断に迷う場合は申告し、係官の判断を受けましょう。

オーストラリア国境警備隊は、航空機で持ち込む食品を入国旅客カードで申告するよう案内しています。

虚偽申告や申告漏れは、没収、罰金、入国上の問題につながる可能性があります。出発前に公式の持ち込み検索で確認してください。

海や自然を楽しむ際の注意点

野生動物には近づかない

カンガルー、コアラ、鳥などの野生動物には、近づいたり餌を与えたりしないでください。

野生動物は、驚いたときや子どもを守るときに攻撃する場合があります。道路上の動物を見つけた場合も、急に近づかず、安全な距離を保ちましょう。

ブッシュウォーキングやキャンプでは、次の点に注意します。

・指定された道から外れない
・草むらや岩の下へ不用意に手を入れない
・閉じた靴を履く
・食べ物や靴を屋外に放置しない
・ヘビやクモを見つけても触らない
・ヘビにかまれた場合や、呼吸困難、強い痛みなどがある場合は000へ連絡する
・原因となった動物を自分で捕まえようとしない

海では監視区域と現地の警告に従う

オーストラリアの海では、離岸流、強い波、クラゲ、サメなどに注意が必要です。

・ライフセーバーがいるビーチを選ぶ
・赤と黄色の旗の間で泳ぐ
・遊泳禁止の標識や警告に従う
・一人で泳がない
・飲酒後に海へ入らない
・天候や潮の情報を確認する
・北部ではクラゲの警告や遊泳区域を確認する

離岸流に流された場合は、慌てて流れに逆らい続けず、片手を上げて助けを求め、ライフセーバーの指示に従ってください。

クラゲやサメの危険性は、地域と季節によって異なります。「オーストラリアの海はすべて危険」と考えるのではなく、現地のライフセーバーや標識の案内に従いましょう。

オーストラリア旅行の注意:知っておくと便利なこと【両替・通信・時差など】

オーストラリア旅行の準備は順調ですか?

ビザ、航空券、ホテル…と、大きな準備項目はだいたい終わったけれど、

「あれ?そういえば、両替ってどこでできるんだっけ?」

「オーストラリアの電圧って日本と同じなのかな?」

なんて、細かい疑問が出てくる頃かもしれません。

そこで今回は、オーストラリア旅行をさらにスムーズに、そして快適に過ごすために知っておきたい、その他の注意点をまとめました。

カードを中心に少額の現金も用意する

オーストラリアでは、クレジットカードやデビットカード、タッチ決済が広く使われています。

ただし、カード決済手数料が加算される店や、最低利用額を設定している店もあります。支払う前に表示を確認してください。

カードの紛失や通信障害に備え、次のように分散します。

・国際ブランドの異なるカードを複数用意する
・予備カードを別の場所に保管する
・少額のオーストラリアドルを持つ
・カード会社の海外利用通知を確認する
・紛失時の連絡先を控える

両替レートは場所や手数料によって異なります。「空港より街中が必ず得」とは限らないため、受取額を比較してください。

通信手段を出発前に決める

通信方法には、海外ローミング、eSIM、SIMカード、Wi-Fiルーターがあります。

料金だけでなく、通信容量、対象地域、通話の可否、開通方法を比較してください。

郊外、国立公園、アウトバックなどでは、都市部より電波が届きにくい場合があります。長距離移動をする場合は、オフライン地図を保存し、宿泊先や緊急連絡先もスマートフォン以外に控えておきましょう。

eSIMやSIMカードを利用する場合は、端末と契約が対応しているか確認してください。

地域ごとの時差とサマータイムを確認する

オーストラリアは国土が広く、地域によって日本との時差が異なります。

以下はサマータイムを実施していない期間の目安です。

・シドニー、メルボルン:日本より1時間進む
・ブリスベン、ゴールドコースト:日本より1時間進む
・アデレード:日本より30分進む
・ダーウィン:日本より30分進む
・パース:日本より1時間遅れる

さらに、ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、南オーストラリア州、タスマニア州などでは、時期によってサマータイムが実施されます。

ブリスベンがあるクイーンズランド州や、パースがある西オーストラリア州では、通常サマータイムを実施していません。

航空券やツアーの時刻は現地時間で表示されるため、都市間を移動する場合は、その都度確認してください。

Oタイプの変換プラグと対応電圧を確認する

オーストラリアのコンセントは、主にOタイプです。日本のAタイプとは形が異なるため、変換プラグが必要です。

変換プラグは、コンセントの形を合わせるもので、電圧を変える機能はありません。

スマートフォンやパソコンの充電器には、100~240V対応の製品が多くあります。製品に「INPUT 100-240V」などの表示があれば、通常は変圧器を使わず、変換プラグで接続できます。

100V専用のドライヤーやヘアアイロンは、そのまま使用できません。高消費電力に対応する変圧器は大きく重くなるため、海外対応製品を用意する方が使いやすいでしょう。

緊急連絡先を保存する

オーストラリアの緊急通報番号は「000」です。

・警察
・消防
・救急車

の緊急時に使用します。

旅行前に、次の連絡先も保存しておきましょう。

・加入している海外旅行保険
・クレジットカード会社
・航空会社
・宿泊施設
・最寄りの日本大使館または総領事館

日本大使館・総領事館の電話番号や受付時間は、外務省または各公館の公式サイトで最新情報を確認してください。

オーストラリアの観光地、ベストシーズン、費用も確認したい方は、「オーストラリア旅行のまとめ」も参考にしてください。

オーストラリア旅行の注意点に関するよくあるQ&A

オーストラリア旅行にはETAが必要ですか?

日本のパスポートで短期観光する場合は、原則として渡航前にETAを取得します。対象者はオーストラリア政府の公式ETAアプリから申請してください。渡航目的や滞在期間によって必要な査証は異なります。

ETAは出発直前に申請しても間に合いますか?

短時間で結果が出る場合もありますが、追加審査が必要になる可能性があります。航空券の出発直前まで放置せず、旅行が決まった段階で公式案内を確認して申請してください。

日本のお菓子やインスタント食品は持ち込めますか?

品目、原材料、包装状態によって条件が異なります。申告不要で持ち込める市販品もありますが、肉や乳製品などを含む商品は条件が変わる場合があります。公式の品目検索で確認し、判断に迷う物は到着時に申告してください。

オーストラリアではチップが必要ですか?

基本的に義務ではありません。高級レストランなどで特に良いサービスを受けた場合に、任意で渡すことがあります。

オーストラリア旅行に現金は必要ですか?

カードやタッチ決済を利用できる場所が多いですが、通信障害、カードの不具合、小規模店舗での支払いに備え、少額の現金も用意すると安心です。カードは予備を別の場所に保管してください。

オーストラリアは右側通行ですか?

いいえ、日本と同じ左側通行です。ただし、ラウンドアバウト、標識、速度制限などのルールは日本と異なります。

日本の運転免許証だけでレンタカーを運転できますか?

州やレンタカー会社によって条件が異なります。日本の免許証に加え、国際運転免許証または認められた英語翻訳が必要になる場合があります。予約前に確認してください。

日本のスマートフォン充電器は使えますか?

充電器が100~240Vに対応していれば、通常はOタイプの変換プラグで使えます。100V専用製品には変圧器が必要です。

オーストラリアと日本の時差は何時間ですか?

都市と時期によって異なります。シドニー、メルボルン、ブリスベンは通常、日本より1時間進みますが、シドニーやメルボルンでは、サマータイム中は通常、日本より2時間進みます。ブリスベンはサマータイムを実施しないため、日本より1時間進んだままです。

オーストラリアの海で泳いでも安全ですか?

監視員がいるビーチで、赤と黄色の旗の間を泳ぎ、現地の警告に従えばリスクを減らせます。離岸流、クラゲ、強い波などの状況は地域や季節で異なります。

オーストラリアの緊急電話番号は何番ですか?

警察、消防、救急車の緊急通報は「000」です。海外旅行保険会社と最寄りの日本大使館・総領事館の連絡先も保存しておきましょう。

まとめ

オーストラリア旅行では、出発前にETAなどの入国許可、海外旅行保険、通信手段、電化製品の対応電圧を確認します。

食品、植物、動物製品などを持ち込む場合は、公式情報で品目ごとの条件を確認してください。申告対象か判断できない物は自己判断で申告を省かず、到着時に係官へ確認しましょう。

オーストラリアは日本と同じ左側通行ですが、ラウンドアバウトや州ごとの運転条件には注意が必要です。海では監視員のいる区域を選び、野生動物には近づかないようにしましょう。

チップは基本的に義務ではありません。支払いはカードを中心にしながら、予備のカードと少額の現金も分散して用意すると安心です。

緊急時の警察・消防・救急は「000」です。旅行前に、海外旅行保険会社、カード会社、航空会社、日本大使館・総領事館の最新連絡先も保存しておきましょう。

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