旅行のしおりは必要?失敗しない作り方と無料テンプレートまとめ

旅行のしおりは必要?失敗しない作り方と無料テンプレート

旅行のしおりは、本番当日の不安やバタバタを減らし、安心して旅行を楽しむための「旅の道しるべ」のようなものです。行き先やスケジュールを整理できるだけでなく、家族旅行や友だちとの旅行では共有がとても楽になります。

この記事では、旅行のしおりは本当に必要なのか、どんな内容を入れればいいのか、そして無料テンプレートや作り方まで分かりやすくまとめて紹介していきます。

目次

旅行のしおりは作るべき?まず整理したい考え方

旅行のしおりは、「作らないといけないもの」ではありませんが、作っておくと旅がぐっと楽になる便利なサポート役です。特に家族旅行やグループ旅行では、全員が同じ情報を持てることで安心感が生まれ、当日の迷いやトラブルも減ります。まずは、しおりがある旅行とない旅行で何が変わるのかを整理しておきましょう。

しおりがある旅行とない旅行は何が違う?

しおりがない旅行では、
「次どこへ行くんだっけ?」
「集合時間は何時?」
「これってどこに書いてあった?」
こんなやり取りが何度も起こりがちです。

一方で、しおりがある旅行では、日程・時間・集合場所・予約情報などがひと目で確認できます。
誰か一人が覚えていなくても、「しおりを見ればわかる」という状態になっているので、精神的な余裕も大きく違います。

旅行は楽しいものですが、当日は移動や判断の連続です。しおりがあるだけで「考える回数」が減り、その分ゆったり楽しめる時間が増えるのが大きなメリットです。

家族旅行・グループ旅行ほど効果が大きい

旅行のしおりは、ひとり旅よりも 複数人の旅行でこそ力を発揮します。
家族、友だち、カップル、職場旅行など、人数が増えるほど情報共有は難しくなります。

・誰が何を把握しているのか分からない
・同じ説明を何度もしないといけない
・「聞いてない」「知らなかった」というズレが起きる

こうした小さなストレスを減らしてくれるのが旅行のしおりです。

特に、

子どもがいる家族旅行
高齢の家族を含む旅行
友だち同士の旅行
幹事がいるグループ旅行

このあたりでは、しおりがあるだけで旅行が本当にスムーズになります。心理的にも「ちゃんと準備できている」という安心感が生まれます。

スマホ時代でも「紙のしおり」が便利な理由

今はスマホがあれば何でも調べられる時代ですが、旅行のしおりについては 紙のしおりが今でも根強く支持されています。

その理由はシンプルで、

すぐ見られる
誰でも同じものを共有できる
電波や充電の心配がいらない

この3つがとても大きいからです。

特に家族旅行や祖父母も一緒の旅行では、
「スマホが苦手な人が参加している」
「画面を順番に見せるより紙の方が早い」
というケースも多くあります。

もちろん、スマホ版のしおりも便利です。
ただ、「紙・スマホどちらが便利か」ではなく、
旅行のスタイルに合わせて使いやすい方を選ぶ のがいちばんです。
この記事ではどちらの方法も紹介していきますので、自分に合った形を見つけてみてください。

旅行のしおりはこの順番で作ると失敗しない【基本ステップ】

旅行のしおりは、「何を書くか」よりも「どの順番で整理していくか」が大切です。最初から完璧なしおりを作ろうとすると疲れてしまいますが、必要な情報を段階的にまとめていけば、無理なく実用的なしおりが完成します。まずは大枠、次にスケジュール、そして補足情報。この流れで作ると、自然と使いやすいしおりになります。

まずは大枠(目的地・日程・人数・交通手段)

最初にまとめるのは、旅行の“土台”となる情報です。

・旅行の行き先
・旅行の日程(何日間か、日付はいつか)
・参加人数(誰と行くのか)
・交通手段(飛行機・新幹線・車など)

ここが整理されていないと、その先のスケジュールや持ち物も決まりません。
逆に言えば、この大枠が決まった時点で、旅行計画の半分はもうできているようなものです。

まずは難しく考えず、
「この旅行はどんな旅なのか?」
という全体像を、しおりの最初のページにまとめておきましょう。
これだけでも、しおりとしての役割がしっかり機能し始めます。

1日の流れ(タイムスケジュール)を入れる

次に整理したいのが、旅行中の“時間の流れ”です。
完璧な分刻みの予定を作る必要はありませんが、大まかなタイムスケジュール があるだけで、当日の安心感が大きく変わります。

・出発時間
・観光や行動の大まかな流れ
・食事のタイミング
・宿泊地到着の目安

このくらいの情報が入っていれば十分です。
特に家族旅行やグループ旅行では、「次どうする?」という相談の手間が大きく減ります。

また、
「余裕を持ったスケジュールにする」
「予備時間を少し入れておく」
という考え方も大切です。
しおりは“予定を縛るためのもの”ではなく、“安心して動くためのガイド”くらいの感覚で作ると、使いやすいものになります。

持ち物・注意点・連絡先を整理する

最後にまとめておくと安心なのが、旅行中の細かなサポート情報です。

・最低限の持ち物
・現地で気をつけたいこと
・緊急連絡先(宿泊先・代表者連絡先 など)

これらは「見ないと忘れがちな情報」ですが、いざというときにとても役立ちます。
特に、子どもや高齢の家族がいる旅行、友だち同士の旅行、遠方への旅行では大きな助けになります。

ここまで整理できたら、もう立派なしおりです。
大枠 → スケジュール → 補足情報
この順番で作っていけば、無理なく実用的で安心できる旅行しおりが完成します。

旅行のしおりをどんな流れで作ればいいのか、もう少し具体的に知りたい方はこちらの記事で詳しくまとめています。

無料で使える旅行しおりテンプレート|紙派・スマホ派どちらもOK

「一から作るのは大変」「すぐ使える形が欲しい」という人には、無料で使える旅行しおりテンプレートがとても便利です。印刷して使える紙向けテンプレートから、パソコンで編集できるもの、スマホで確認できるタイプまでいろいろあります。自分の旅行スタイルに合ったテンプレートを選ぶことで、しおり作りの手間をぐっと減らせます。

旅行しおりテンプレまとめはこちら

A4・2分割など印刷向けテンプレ

紙のしおりを使いたい人におすすめなのが、A4サイズをそのまま使えるテンプレート や、A4を2分割して小冊子のように使えるテンプレート です。

A4テンプレは見やすく情報量もたっぷり入るので、家族旅行やグループ旅行に向いています。
A4二つ折りや2分割タイプは、コンパクトで持ち歩きやすく、「ポケットに入れてすぐ見たい」という人にぴったりです。

印刷してすぐ使えるので、
「急いでしおりを準備したい」
「紙で配りたい」
という旅行にとても使いやすい形式です。

A4・2分割の旅行しおりテンプレートはこちら

Excel・Wordで編集できるテンプレ

より細かく編集したい人や、自分の旅行用にカスタマイズしたい人には、
Excel や Word で編集できるテンプレート が便利です。

・文字の大きさを変えたい
・表の形を整えたい
・写真やイラストを入れたい

こんな希望にも柔軟に対応できます。

家族旅行の予定表、学校の部活旅行、友だちとのグループ旅行など、用途に合わせて調整できるのが大きなメリットです。印刷して使うのはもちろん、そのままデータ共有することもできます。

Excelで編集できる旅行しおりテンプレートはこちら

スマホで使いたい人向けテンプレ

紙ではなく、スマホで確認するタイプの旅行しおり を使いたい人も増えています。

スマホ向けテンプレは、
・常に持ち歩ける
・編集が簡単
・共有しやすい
という点が大きな魅力です。

LINEで共有したり、画像として保存したり、アプリと組み合わせて使うこともできます。特に若い世代の旅行や、荷物を増やしたくない旅行では相性が良い形式です。

紙派の人、スマホ派の人、それぞれに合ったテンプレートを選ぶことで、しおりはもっと使いやすく、旅行もスムーズになります。

スマホで管理したい方はこちらの無料テンプレートが便利です。すぐに使える形式でまとめています。

手作り派はこちら|かわいい&おしゃれなしおりの作り方

旅行のしおりは「情報だけまとめられればいい」という人もいれば、「せっかくならかわいく、おしゃれに作りたい」という人もいます。特に家族旅行、友だちとの旅行、カップル旅行では、手作りしたしおりそのものが“思い出の一部”になります。ここでは、手作り派に向けたしおり作りのポイントとアイデアを紹介します。

100均で作る手作りしおり

旅行のしおりは、特別な材料や高価な文具がなくても大丈夫です。
今は100均の文具コーナーだけで、かなり本格的なしおりが作れます。

・クリアファイルや厚紙
・リングノートやミニバインダー
・マスキングテープやステッカー
・写真やイラストを貼るためのシール類

これらを組み合わせるだけで、「手軽だけど完成度の高いしおり」が作れます。
ページを追加しやすいリングタイプなら、しおりをあとからカスタマイズできるのも便利です。

見た目だけでなく、「使いやすさ」を意識して作ると、旅の途中でも役立つ実用的なしおりになります。

おしゃれで思い出に残る手作りしおりを作りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

100均アイテムで手軽に作りたい方はこちら。

カップル・友だち旅行向けの工夫

カップル旅行や友だちとの旅行では、
「普通のスケジュール帳」ではなく 思い出として残したくなるしおり が向いています。

・写真を貼れるスペースを作る
・手書きメモを書ける余白を残す
・旅行後に“思い出ページ”を追加できる構成にする

こうした工夫を入れるだけで、しおりが“旅行の記録帳”に変わります。

また、しおりの中に
・二人でやりたいことリスト
・行きたいお店の候補メモ
などを入れておくのもおすすめです。
開くたびにワクワクできるしおりは、旅行の楽しさをさらに広げてくれます。

カップル旅行向けのしおり内容やアイデアはこちらで紹介しています。

少しユニークで面白い旅行しおりを作りたい方はこちら。

表紙デザイン・レイアウトの考え方

手作りのしおりを作るなら、表紙も少しこだわると一気に特別感が出ます。

・旅行の行き先
・日付
・旅行のタイトル(「家族旅行2025」など)

これだけでも、表紙らしい雰囲気になります。

デザインで迷った場合は、
「シンプルで見やすい」を基本にすると失敗しません。
表紙だけ色を変えたり、旅行先の写真やイメージ画像を入れると、それだけで完成度がぐっと高く見えます。

また、中のレイアウトも
「読みやすい順番」「必要な情報がすぐ見える配置」
を意識すると、実際に使いやすいしおりになります。

手作りのしおりは、旅が終わったあとも大切な思い出として残ります。
時間に余裕がある人は、ぜひ“世界で一つだけのしおり”を作ってみてくださいね。

表紙デザインのアイデアを知りたい方は、こちらの記事も参考になります。

手作りしおり全体をまとめて見たい方はこちらの記事が便利です。

アプリ派はこちら|スマホで管理したい人におすすめ

「紙ではなくスマホで管理したい」「できれば荷物を増やしたくない」という人には、旅行しおりをアプリやスマホで管理する方法がおすすめです。データとして保存できるので編集もしやすく、共有もスムーズ。最近は専用アプリだけでなく、テンプレートやメモアプリを使って“しおり代わり”にできる方法も増えています。ここでは、スマホしおりのメリットとおすすめの使い方を紹介します。

旅行しおりアプリのメリット

旅行しおりアプリやスマホしおりには、紙にはない便利さがあります。

・常に持ち歩いているスマホでいつでも確認できる
・書き直しや修正が簡単
・同行者と共有しやすい
・写真・地図・リンクなどを貼れる
・忘れ物チェックや通知機能があるアプリもある

特に、
家族や友だちとの旅行でLINE共有したい人
紙を持ち歩くのが面倒な人
計画を途中で変える可能性がある旅行
こうしたケースでは、スマホ管理がとても相性がいいです。

また、飛行機の予約情報やホテルの予約控えなど、デジタルデータが増えている今の旅行スタイルとも相性が良く、「旅行全体をスマホで完結できる」のも大きな魅力です。

スマホで簡単にしおりを管理したい方は、こちらの記事で作り方をチェックしてください。

おすすめアプリを使うと便利

「どうやってスマホでしおりを作ればいいの?」という人でも、旅行しおり向けのアプリやサービスを使えば簡単に形にできます。

スケジュール管理がしやすいもの
参加メンバーと共有しやすいもの
写真や地図と連携できるもの

アプリによって特徴が違うので、用途に合わせて選ぶと使いやすくなります。

紙のしおりが好きな人も、
「印刷用とは別にスマホ版もしおりを用意しておく」
という使い分けをすると、さらに安心感が増します。

スマホ派の人はもちろん、紙派の人も一度試してみると、
「あ、これは便利だ」と感じるはずです。
自分に合ったスタイルで、使いやすい旅行しおりを作ってみてくださいね。

旅行しおり作成や管理に便利なアプリを知りたい方はこちらをご覧ください。

迷ったらここに戻ればOK|旅行準備全体はこちら

旅行のしおりは、旅行準備の中のひとつの要素ですが、実際には「日程の決め方」「予約の進め方」「持ち物」「トラブル対策」など、考えることはたくさんあります。
もし旅行準備の全体像をもう一度整理したい、準備の流れを一通り確認しておきたいという場合は、旅行準備のまとめ記事を一度チェックしておくと安心です。

しおり作りだけに集中するより、「旅行準備全体の流れ」の中で考えることで、しおりの内容もより実用的で使いやすいものになります。

旅行準備の基本から、持ち物・予約・安心対策までをまとめたガイドはこちらで整理しています。

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