「分刻みのスケジュールを正確に管理したい」「予算や移動時間の計算を自動化したい」という方にとって、Microsoft Excel(エクセル)は最高の旅行しおり作成ツールになります。エクセルの強みは、何といってもその「数値管理能力」と「グリッド(マス目)による整列」です。
見た目のおしゃれさだけでなく、実用性を極めたしおりを作れば、グループ旅行の満足度は劇的に向上します。
この記事では、エクセルを使った旅行日程表の作り方や、タイムラインを見やすくするコツ、便利な関数の活用法を詳しく解説します。
1. エクセルで旅行しおりを作るメリット|なぜ「日程表」に最適なのか
デザインツールのCanvaや文書作成のWordと比較して、エクセルが圧倒的に優れている点は以下の3つです。
① 時間の自動計算でスケジュールが崩れない
エクセルの時刻計算機能を使えば、「移動に30分かかるから、次の出発は〇時」といった計算をすべて自動化できます。一箇所の時間を変更するだけで、それ以降のすべてのスケジュールが自動で修正されるため、計画の練り直しが非常に楽になります。
② 予算と連動した「お金の管理」が同時にできる
別シートに予算表を作り、日程表とリンクさせることで、どこでいくら使う予定なのかを一元管理できます。グループ旅行の精算時にも、エクセルで作成した表があれば計算ミスを防げます。
③ セル(マス目)があるからレイアウトが乱れない
1セルを「10分」などの単位に見立てて色を塗ることで、視覚的に分かりやすい「バーチャル・タイムライン」を作成できます。これにより、移動時間と滞在時間の比率が一目で把握できるようになります。
2. エクセルで見やすい「旅行日程表」を作る具体的な手順
初心者でも迷わず作れる、エクセルならではの構築ステップを紹介します。
ステップ1:シートの基本設定と「列」の固定
まずは「時間」「内容」「場所/移動手段」「メモ」「予算」といった項目を1行目に作りましょう。A列に「時間」を配置し、スクロールしても時間が常に表示されるように「ウィンドウ枠の固定」を行うのが、使いやすいしおりの第一歩です。
ステップ2:セルの書式設定で「時刻」を正しく扱う
時間を入力するセルは、あらかじめ右クリックの「セルの書式設定」から「時刻(13:30形式)」に設定しておきましょう。これにより、後から「+30分」といった計算が可能になります。
ステップ3:条件付き書式で「見分け」を付ける
「移動」という文字が入ったセルは青色、「食事」はオレンジ色といったように、特定のキーワードに応じてセルの色が変わる「条件付き書式」を設定しましょう。これだけで、単なる表が直感的に理解できる「タイムライン」へと進化します。
3. タイムラインをより便利にする「エクセル活用術」
しおりの質をさらに一段階引き上げる、便利な機能の活用法です。
プルダウンメニュー(入力規則)の活用
「移動手段(電車、バス、徒歩など)」をプルダウンから選べるように設定しておくと、入力の手間が省けるだけでなく、表記の揺れがなくなって見た目が整います。
Googleマップへのリンクを埋め込む
セルの右クリックから「リンク」を選択し、目的地までのルート検索結果のURLを貼り付けましょう。スマホでエクセル(またはPDF)を開いた際、そのリンクをタップするだけでナビが起動します。
持ち物チェックリストに「カウント」機能を付ける
チェックを入れると「あと〇個」と表示されるように関数(COUNTIF)を組んでおけば、忘れ物防止に非常に役立ちます。
4. エクセル製しおりをスマホで快適に使うための注意点
作成したエクセルをそのままスマホで見る際には、いくつか工夫が必要です。
- 「印刷範囲」を設定してPDF化する: エクセルはそのままスマホで開くと画面が広すぎて操作しにくいです。必要な範囲だけを「印刷範囲」に設定し、PDFとして書き出しましょう。スマホの画面幅にぴったり収まるようになります。
- シート名を分かりやすく: 「1日目」「2日目」「持ち物」といった具合にシート名を短く明確にしておくと、スマホ版エクセルアプリでも切り替えがスムーズです。
- コンビニプリントの活用: 紙のしおりとして配布する場合は、A4サイズに収まるように「改ページプレビュー」で調整を行いましょう。エクセルは意外と文字が小さくなりがちなので、フォントサイズは「11pt以上」を推奨します。
エクセル以外のツールやデザイン重視のテンプレートも比較したい方へ: 表計算以外のスマホアプリや、Web上で簡単に使えるおしゃれなデザインテンプレートについても知りたい方は、旅行しおりの作成におすすめの無料テンプレート集をあわせて参考にしてください。
まとめ|機能性を追求するならエクセル一択!
旅行の計画が緻密であればあるほど、エクセルの持つ「整理・計算能力」が威力を発揮します。最初は無機質な表に見えるかもしれませんが、色使いやアイコンの挿入次第で、非常に見やすく機能的な「最高の旅の設計図」になります。
自分たちだけのオリジナルテンプレートを一度作っておけば、次回の旅行でも使い回すことができるのも大きな魅力です。ぜひ今回のコツを参考に、エクセルを駆使してストレスフリーな旅行を計画してみてください。
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