餞別の水引マナーを徹底解説!祝儀袋の選び方となぜ「蝶結び」なのか?

餞別 水引 マナー

旅行や転勤などで旅立つ人に贈る「餞別」。いざ用意しようとすると、店頭に並ぶ多くの祝儀袋(のし袋)を前に、「どの水引を選べば失礼にならないのか」「なぜ結びきりではなくて蝶結びなのか」と迷ってしまうことはありませんか?

餞別は、相手の前途を祝し、これまでの感謝を伝える大切な贈り物です。マナーを間違えてしまうと、せっかくの好意が台無しになってしまうこともあります。この記事では、餞別に最適な水引の種類や祝儀袋の格、そして古くから伝わる水引の使い分けの理由について詳しく解説します。


目次

餞別の水引は「紅白の蝶結び」が正解!その深い理由とは?

餞別に使われる水引の基本は、「紅白の蝶結び(花結び)」です。水引には大きく分けて「蝶結び」と「結びきり」の2種類がありますが、餞別のシーンではこの使い分けが非常に重要になります。なぜ「結びきり」ではなく「蝶結び」を選ぶべきなのか、その文化的な背景を理解しておくことで、自信を持って準備できるようになります。

何度あっても嬉しい「旅立ち」を祝う

蝶結びは、結び目を何度でも解いて結び直せることから、「何度あってもおめでたいこと」に使われます。旅行や留学、あるいは栄転に伴う転勤などは、人生において何度あっても喜ばしい門出です。「また次の機会も素晴らしい旅になりますように」という願いを込めて、蝶結びを選択するのが正しいマナーです。

逆に「結びきり」を使ってはいけない理由

「結びきり」は一度結ぶと解けないことから、結婚や快気祝いなど「二度と繰り返さないでほしいこと」に使います。餞別で結びきりを使ってしまうと、暗に「もう二度と旅立たないでほしい(帰ってこないでほしい)」あるいは「これが最後の別れだ」といった、お別れを強調するような否定的なニュアンスを含んでしまうため、注意が必要です。


祝儀袋(のし袋)は「金額」に合わせて選ぶのが鉄則

水引の種類が決まったら、次は祝儀袋自体の「格」を考えます。実は、中に入れる金額と、袋の豪華さはバランスが取れている必要があります。安価な金額なのに豪華な袋を使ったり、逆に高額を包むのに簡素な封筒を使ったりするのは、マナーに詳しい相手から見ると違和感を与える原因になります。

金額が1万円以下の場:封筒タイプ(印刷のし)

友人や同僚へ、数千円から5,000円程度の餞別を贈る場合は、水引とのしが印刷された封筒タイプが適しています。過度な装飾がないため、相手も気負わずに受け取ることができます。

金額が1万円〜3万円の場合:実物の水引がついたタイプ

親族や特に親しい友人へ1万円以上を包む際は、実際に紅白の水引がかけられた祝儀袋を選びましょう。このとき、中袋(現金を包む内側の封筒)がついているものを選ぶのが一般的です。

3万円を超える高額の場合:高級な檀紙の祝儀袋

栄転祝など、連名でまとまった金額を贈る場合は、和紙の質が良く、水引も太く豪華なものを選びます。袋の豪華さが、贈り主たちの敬意の大きさを表すことになります。


意外と知らない「のし(熨斗)」の意味と有無

祝儀袋の右上についている小さな飾り、これが「のし」です。最近では印刷されているものが増えましたが、本来は「乾燥させたアワビ(干し鮑)」を薄く伸ばしたものを縁起物として添えていたことに由来します。

餞別には「のしあり」を選ぶ

「のし」は「伸ばす」という言葉に通じ、長寿や永続的な発展を願う意味があります。旅立つ人のこれからの活躍を願う餞別には、のしがついた袋を選ぶのが正解です。ただし、魚介類などを贈る場合には、中身と「のし(アワビ)」が重なるため、のしなしの袋を使うという非常に細かい例外ルールもありますが、現金での餞別であれば「のしあり」一択で問題ありません。


餞別の準備でよくある「水引トラブル」を防ぐコツ

マナーに気を配っていても、購入する店舗や選ぶ商品によってミスが起きやすいポイントがあります。特に、最近はデザイン性の高い「洋風のし袋」も人気ですが、贈る相手やシーンによっては慎重になる必要があります。

デザイン祝儀袋の使い分け

親しい友人へのカジュアルな旅行の餞別であれば、花柄やパステルカラーのデザイン祝儀袋も喜ばれます。しかし、目上の方への餞別や、ビジネス上の栄転祝いなどの場合は、伝統的な白地に赤と金の水引が描かれた、オーソドックスなものを選ぶのが最も安全です。

水引の「本数」にも注目

一般的なお祝いでは水引の本数は「5本」または「7本」の奇数が基本です。市販の祝儀袋はほとんどがこれに則っていますが、稀に安価なものだと3本のものもあります。目上の方へ贈る際は、最低でも5本、できれば7本の水引がかかったものを選ぶと、より丁寧な印象になります。

適切な水引と祝儀袋が選べたら、次は「表書き」や「名前」の正しい書き方をマスターしましょう。筆記具の選び方から中袋の記入方法まで、具体的な書き方のマナーについては、こちらのメイン記事をチェックしてみてください。

メイン記事に戻る:[旅行の餞別、書き方から感謝の伝え方まで徹底解説!]


まとめ:正しい水引で「心からのエール」を届けよう

  1. 水引の種類: 何度あっても嬉しい「紅白の蝶結び」を選ぶ。
  2. 祝儀袋の格: 包む金額に合わせて、印刷タイプか実物水引タイプかを見極める。
  3. のしの有無: 旅立ちを祝う意味を込めて「のしあり」を選択する。
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