海外旅行へ行く友人や親族に餞別を渡すとき、「何日前に渡せばいい?」「出発当日でも大丈夫?」「現金を郵送しても失礼にならない?」と迷っていませんか。
餞別は、出発の1週間前から数日前までに渡すと、相手が落ち着いて受け取りやすくなります。ただし、決まった日数のマナーがあるわけではなく、会える日や相手の準備状況に合わせて構いません。直接会えない場合は、郵送でも失礼にはあたりません。
この記事では、海外旅行の餞別を渡すタイミング、前日や当日に渡す場合の注意点、現金書留で郵送する方法、相手別の渡し方とマナーを解説します。
海外旅行の餞別はいつ渡す?
海外旅行の餞別は、出発の1週間前から数日前までに渡すのが一つの目安です。ただし、「必ず3日前まで」といった決まりはありません。相手と会う予定や出発準備の状況に合わせて、負担にならない時期を選びましょう。
出発の1週間前から数日前が渡しやすい
出発の1週間前から数日前であれば、相手が比較的落ち着いて受け取れます。現金なら旅行予算に加えやすく、品物なら持って行くか自宅に置いておくかを判断する時間もあります。
会食、壮行会、出発前に会う予定などがあれば、その機会に渡して問題ありません。餞別のためだけに忙しい相手を呼び出すより、自然に会える機会を選ぶ方が負担をかけません。
前日や当日に渡してもよい?
前日や当日に渡すこと自体が、マナー違反になるわけではありません。ただし、相手が荷造りや移動で忙しく、受け取りにくい場合があります。
当日に渡す場合は、かさばる品物や重い物を避け、のし袋に入れた現金や小さなギフトなど、すぐに収納できるものを選びましょう。空港や駅で渡す場合も、搭乗・乗車手続きの妨げにならない短時間で済ませます。
相手が急いでいる場合は無理に渡さず、帰国後にあらためて気持ちを伝えても問題ありません。
海外旅行の餞別は郵送しても失礼ではない
遠方に住んでいる場合や、出発前に会えない場合は、餞別を郵送しても失礼にはあたりません。大切なのは、相手が出発前に受け取れるかを確認し、現金や品物に合った発送方法を選ぶことです。
書留は受け取りが必要になるため、発送前に「餞別を送りたいけれど、受け取れる日はある?」と確認しておくと親切です。
現金を郵送する場合は現金書留を使う
現金を郵送する場合は、郵便局から現金書留で送ります。普通郵便、レターパック、ゆうパックに現金を入れて送ることはできません。
手順は次のとおりです。
1.現金をのし袋に入れる
2.差出人と受取人の氏名を記入する
3.メッセージカードや手紙を添える
4.現金書留用封筒に入れる
5.郵便局の窓口から発送する
現金書留には、現金と一緒に手紙や封筒に収まる品物を同封できます。
出発の数日前までに届くように送る
郵送する場合は、出発の数日前までに届くよう余裕を持って発送しましょう。ただし、相手が仕事や外出で受け取れない場合もあります。
前泊や早めの出発予定がないか、書留を受け取れる日があるかを事前に確認してください。出発直前になる場合は、無理に郵送せず帰国後に渡す方法もあります。
品物やギフト券を送る場合
現金以外の品物は、内容や大きさに合った配送方法を利用します。相手が旅行へ持参するとは限らないため、食品の賞味期限、荷物になる大きさ、受取日時を確認しましょう。
ギフト券や金券は、配送方法によって補償の有無が異なります。紛失時の補償条件を確認し、追跡できる方法を選ぶと安心です。
相手別に適した餞別の渡し方
渡す日数に厳密な違いはありませんが、相手との関係に合わせて、言葉や渡す場面を選びましょう。
上司や目上の人へ贈る場合
上司や目上の人が私的な海外旅行へ行く場合、個人で高額な餞別を渡すと、相手に気を使わせることがあります。職場の慣習を確認し、渡す場合は同僚と連名にするなど、負担にならない形を選びましょう。
出発前の落ち着いた時間に、「どうぞお気をつけて。皆からです」などの短い言葉を添えて渡します。
友人や同僚へ贈る場合
友人や同僚には、出発前に会う日や食事の席で渡せば十分です。餞別のためだけに会う予定を作らず、「旅行で使ってね」「気をつけて行ってきてね」と気軽に渡しましょう。
会えない場合は、相手の都合を確認したうえで郵送できます。
親や子どもなど家族へ渡す場合
家族には、出発準備を始める前後の落ち着いた日に渡すと使い道を考えてもらえます。旅行費用の足しにしてほしい場合は、現金であることを明確にして、「食事代に使って」など一言添えると受け取りやすくなります。
出発前に渡せなかった場合
出発前に渡せなかった場合は、旅行中の相手へ無理に送る必要はありません。帰国後に「出発前に渡せなかったけれど、旅行で使ってほしかった気持ちです」と伝えて渡しても失礼にはあたりません。
帰国後に渡す場合は「餞別」という形にこだわらず、食事をごちそうしたり、旅行の話を聞く機会を作ったりする方法もあります。
お返しを気にさせない言葉を添える
海外旅行の餞別を渡すと、相手がお土産やお返しを気にすることがあります。負担をかけたくない場合は、渡すときに次のような言葉を添えましょう。
・「お返しやお土産は気にしないでね」
・「旅先で好きなものに使ってね」
・「帰ってきたら旅行の話を聞かせてね」
高額な餞別ほど相手に気を使わせやすいため、関係性に合った金額にすることも大切です。
海外旅行の餞別に関するQ&A
海外旅行の餞別は何日前に渡しますか?
出発の1週間前から数日前が渡しやすい目安です。ただし、決まった日数のマナーはありません。相手と自然に会える日や、準備の負担にならない日を選びましょう。
出発当日に渡すのは失礼ですか?
当日に渡しても失礼ではありません。ただし、相手が急いでいる場合や荷物が増える場合があります。現金や小さな品物を短時間で渡し、手続きの妨げにならないようにしましょう。
海外旅行の餞別を郵送してもよいですか?
直接会えない場合は郵送しても問題ありません。相手が出発前に受け取れる日を確認し、余裕を持って発送しましょう。
餞別の現金を普通郵便で送れますか?
普通郵便では送れません。現金を郵送する場合は、郵便局の窓口から現金書留で送ります。レターパックやゆうパックにも現金は入れられません。
出発後に餞別を渡してもよいですか?
帰国後に渡しても失礼にはあたりません。「出発前に渡せなかったけれど」と一言添えれば、気持ちは十分に伝わります。
親や子どもへの餞別だけでなく、友人や親戚への相場、渡し方、海外旅行との違いまでまとめて知りたい方は、「旅行の餞別は必要かと相場や封筒の書き方や親や海外旅行の考え方」をご覧ください。
まとめ
海外旅行の餞別は、出発の1週間前から数日前までに渡すと、相手が落ち着いて受け取りやすくなります。ただし、決まった日数のマナーはなく、前日や当日に渡しても失礼ではありません。
遠方に住んでいる場合や直接会えない場合は、郵送でも問題ありません。現金を送る場合は、普通郵便やレターパック、ゆうパックではなく、郵便局から現金書留を利用してください。
渡す方法よりも、相手の出発準備や受け取りやすい時間に配慮することが大切です。「お返しは気にしないでね」などの言葉を添え、相手に負担をかけない形で旅立ちを応援しましょう。
