「海外旅行前にスマホの設定は何をすればいい?」「データローミングはオンとオフのどちらにする?」と迷っていませんか。
海外旅行では、スマホの設定によって通信料金や使いやすさが変わります。特にデータローミングは、利用する通信プランによって設定が異なり、間違えると思わぬ料金が発生する場合があります。
また、航空会社からの通知、現地時間の表示、緊急連絡先、オフラインマップなども出発前に確認しておくと便利です。通信できない場所でも必要な情報を確認できるよう、準備しておきましょう。
この記事では、海外旅行前に済ませたいスマホの5つの設定を、iPhone・Androidそれぞれの操作方法とともに解説します。
海外旅行前に確認するスマホの5つの設定
海外旅行へ出発する前に、次の5項目を確認しましょう。
| 設定項目 | 確認する内容 | 主な目的 |
|---|---|---|
| 1. データローミング | 通信プランに合うオン・オフ | 予期しない通信料金を防ぐ |
| 2. 通知設定 | 航空会社などの重要な通知 | 必要な情報を受け取る |
| 3. 日付と時刻 | 自動設定とタイムゾーン | 現地時間を正しく表示する |
| 4. 緊急連絡先 | 家族などの連絡先と緊急情報 | トラブルに備える |
| 5. オフラインマップ | 渡航先の地図を保存 | 通信できない場合に備える |
設定画面の名称は、スマホの機種やOSのバージョンによって異なる場合があります。
特にデータローミングは、通信サービスを確認してから設定してください。
1. 海外旅行前にデータローミングを設定する
データローミングとは、契約先以外の通信事業者のネットワークを使ってデータ通信する仕組みです。
海外旅行では、契約している通信プランや旅行用SIM・eSIMによって、ローミングの設定が異なります。
データローミングはオンとオフのどちらにする?
まず、利用する通信方法を確認しましょう。
| 海外で使う通信方法 | 設定の考え方 |
|---|---|
| 日本の携帯会社の海外ローミング | 契約内容を確認し、利用する回線のローミングを設定する |
| 海外旅行用eSIM | eSIMの提供会社が指定する設定に従う |
| 現地SIMカード | SIMの提供会社が指定する設定に従う |
| Wi-Fiレンタルのみ | 日本の回線で不要なデータ通信が発生しないよう設定する |
| ホテルなどのWi-Fiのみ | モバイルデータ通信を使わない設定にする |
データローミングは、海外に行くから必ずオンにするものではありません。
また、旅行用eSIMを使う場合、日本の回線と旅行用回線それぞれの設定を確認してください。
通信方法をまだ決めていない方は、海外旅行のWi-FiとSIMとeSIMの比較と選び方で各方法の違いを紹介しています。
iPhoneのデータローミング設定方法
- 「設定」を開きます。
- 「モバイル通信」をタップします。
- 複数の回線がある場合は、設定するSIM・eSIMを選びます。
- 「通信のオプション」または「モバイルデータ通信のオプション」を開きます。
- 契約した通信サービスの案内に従って「データローミング」を設定します。
- 「モバイルデータ通信」で、実際にデータ通信へ使う回線も確認します。
デュアルSIM対応のiPhoneでは、旅行用eSIMだけを使うつもりでも、日本の回線がデータ通信に使われる設定になっていないか確認しましょう。
また、通信プランによっては、データローミングとは別に音声通話やSMSの料金が発生する場合があります。
Androidのデータローミング設定方法
- 「設定」を開きます。
- 「ネットワークとインターネット」または「接続」を選びます。
- 「SIM」または「モバイルネットワーク」を開きます。
- 設定したい回線を選びます。
- 契約した通信サービスの案内に従ってローミングをオン・オフします。
- データ通信に使うSIMが正しいか確認します。
Androidはメーカーや機種によって設定画面が異なります。項目が見つからない場合は、設定画面の検索機能で「ローミング」を探してください。
出発前に確認すること
通信プランの設定だけでなく、次の点も確認しておきましょう。
- 海外での利用料金と対象国
- データ通信の容量と速度制限
- 利用開始のタイミング
- 音声通話・SMSの料金
- SIM・eSIMの切り替え方法
設定が正しくても、契約内容によって料金は異なります。出発前に通信事業者の案内を確認してください。
2. 海外旅行に必要なスマホの通知を設定する
海外旅行中は、航空会社や宿泊施設からの重要な通知を見逃さないようにしましょう。
一方、旅行中に使わないアプリの通知は、必要に応じて減らせます。
iPhoneの通知設定方法
- 「設定」を開きます。
- 「通知」をタップします。
- 設定したいアプリを選びます。
- 「通知を許可」のオン・オフを確認します。
- 必要に応じて通知音や表示方法を変更します。
航空会社のアプリや旅行の予約に使うアプリは、通知を受け取れる状態にしておくと便利です。
ただし、通知をオンにしても、通信できない場所では最新情報を受け取れない場合があります。
Androidの通知設定方法
- 「設定」を開きます。
- 「通知」または「アプリ」を選びます。
- 通知を変更したいアプリを選びます。
- 通知のオン・オフや表示方法を設定します。
Androidの設定項目は機種によって異なります。
旅行中に残しておきたい通知
次のような通知は、旅行中も受け取れるようにしておくと便利です。
- 航空会社の運航情報
- 宿泊施設や予約サービスからの連絡
- 家族との連絡に使うアプリ
- 必要な防災・緊急情報
- 決済やアカウントのセキュリティ通知
なお、通知を減らすだけでバッテリー消費が大きく改善するとは限りません。旅行中に必要な通知を優先して設定しましょう。
3. 海外旅行前にスマホの現地時間を自動設定する
海外旅行では、日本と渡航先の時差に注意が必要です。
スマホの日付と時刻、タイムゾーンを自動設定にしておくと、現地で正しい時刻を表示しやすくなります。
iPhoneの日付と時刻の設定方法
- 「設定」を開きます。
- 「一般」をタップします。
- 「日付と時刻」を開きます。
- 「自動設定」をオンにします。
- 必要に応じて位置情報サービスのタイムゾーン設定も確認します。
現地へ到着したら、表示されている時刻とタイムゾーンを確認しましょう。
自動で変更されない場合は、通信状態や位置情報の設定を確認してください。
Androidの日付と時刻の設定方法
- 「設定」を開きます。
- 「システム」または「一般管理」を選びます。
- 「日付と時刻」を開きます。
- 「日時を自動的に設定」をオンにします。
- 「タイムゾーンを自動的に設定」も確認します。
Androidの機種によっては、位置情報を使ってタイムゾーンを設定します。
予約時間やアラームは別に確認する
スマホの時計が現地時間に変わっても、すべての予定が自動的に正しく表示されるとは限りません。
航空券の出発時刻やホテルの予約時間は、予約確認書に記載された現地時刻を基準に確認してください。
また、カレンダーやアラームは設定内容によって動作が異なります。時差のある地域へ行く場合は、到着後に集合時間やアラームを確かめましょう。
4. 海外旅行前にスマホの緊急連絡先を登録する
海外旅行では、事故や急病、スマホの紛失などに備えて、必要な連絡先を登録しておくと便利です。
家族や同行者の連絡先に加え、渡航先の緊急通報番号、宿泊施設、保険会社などの情報も確認しておきましょう。
iPhoneで緊急連絡先を設定する方法
iPhoneでは、「ヘルスケア」アプリのメディカルIDから緊急連絡先を登録できます。
- 「ヘルスケア」アプリを開きます。
- 右上のプロフィール画像をタップします。
- 「メディカルID」を選びます。
- 「編集」から「緊急連絡先を追加」を選びます。
- 登録したい相手を選び、間柄を設定します。
- 必要に応じて「ロック中に表示」をオンにします。
- 「完了」をタップします。
メディカルIDには、緊急時に必要な医療情報を登録できます。
ただし、ロック画面で表示できる設定にすると、第三者が登録情報を見られる場合があります。表示する内容を考えて設定してください。
Androidで緊急連絡先を設定する方法
Androidでは、機種によって「緊急情報サービス」アプリや設定画面から登録できます。
例えば、緊急情報サービスに対応する機種では、次のように設定します。
- 「緊急情報」または「緊急情報サービス」アプリを開きます。
- 緊急連絡先の項目を選びます。
- 「連絡先を追加」を選びます。
- 登録する相手を選びます。
- 必要に応じて、ロック画面で表示する設定を確認します。
設定画面が異なる場合は、「緊急情報」「緊急連絡先」などで検索してください。
渡航先の連絡先も保存する
スマホの連絡先には、次の情報も保存しておきましょう。
- 家族や同行者の電話番号
- ホテルの住所と電話番号
- 渡航先の警察・救急などの緊急通報番号
- 海外旅行保険の緊急連絡先
- 必要に応じて日本大使館・総領事館の連絡先
インターネットが使えない場合に備え、必要な情報を紙にも控えておくと安心です。
なお、緊急通報の方法やスマホの緊急SOS機能は、国・地域・端末によって異なります。日本と同じ操作や番号で通報できるとは限りません。
5. 海外旅行前にGoogleマップをオフライン保存する
海外旅行では、通信が不安定な場所に備えて、渡航先の地図をダウンロードしておくと便利です。
Googleマップには、指定した地域の地図をスマホへ保存する機能があります。
iPhoneでオフラインマップをダウンロードする方法
- インターネットに接続した状態でGoogleマップを開きます。
- 右上のプロフィール画像をタップします。
- 「オフラインマップ」を選びます。
- 「自分の地図を選択」をタップします。
- ダウンロードしたい地域に範囲を合わせます。
- 「ダウンロード」をタップします。
ダウンロード後は、オフラインマップの一覧に保存した地域が表示されるか確認しましょう。
Androidでオフラインマップをダウンロードする方法
- インターネットに接続した状態でGoogleマップを開きます。
- 右上のプロフィール画像をタップします。
- 「オフラインマップ」を開きます。
- 「自分の地図を選択」をタップします。
- 保存する地域を指定します。
- 「ダウンロード」をタップします。
保存にはスマホの空き容量が必要です。
また、国や地域によっては、オフラインマップをダウンロードできない場合があります。
オフラインマップでできないこと
オフラインマップは便利ですが、通常のオンライン地図と同じ機能をすべて使えるわけではありません。
例えば、Googleマップではオフライン時に次の制限があります。
- 徒歩・自転車・公共交通機関の経路案内は使えない
- 最新の交通状況を確認できない
- 通行状況による代替ルートを表示できない
- 保存していない地域の地図情報は確認できない場合がある
出発前に地図が保存されていることと、利用する機能を確認しておきましょう。
旅行先で地図・翻訳アプリ・電子チケットなどを使う方法は、海外旅行でスマホを活用する方法で紹介しています。
出発直前にスマホ設定を最終確認する
5つの設定を終えたら、出発前にもう一度確認しましょう。
- 利用する通信プランとデータローミングの設定が合っている
- SIM・eSIMの設定方法と利用開始日を確認した
- 航空会社などの重要な通知を受け取れる
- 日付・時刻とタイムゾーンの自動設定を確認した
- 緊急連絡先と渡航先の緊急通報番号を控えた
- Googleマップのオフライン保存を確認した
- 航空券やホテルの予約情報を通信できない場合にも確認できる
また、スマホの画面ロックやOSの更新、バックアップも必要に応じて出発前に済ませておくとよいでしょう。
海外旅行のスマホ設定でよくある質問
海外旅行ではデータローミングをオンにするべきですか?
必ずしもオンにする必要はありません。日本の携帯会社の海外ローミングを使う場合や旅行用eSIMを使う場合など、契約した通信サービスの案内に従って設定してください。
Wi-Fiだけ使う場合もスマホの設定は必要ですか?
必要です。日本の回線による不要なデータ通信が発生しないよう、モバイルデータ通信やローミングの設定を確認しましょう。通常の電話やSMSは別に料金が発生する場合があります。
海外旅行用eSIMを設定すると日本の電話番号は消えますか?
通常、旅行用eSIMを追加するだけで日本の電話番号の契約が消えるわけではありません。ただし、複数回線を同時に使えるか、通話やSMSを受信できるかは、端末と契約内容によって異なります。
スマホの時計は海外で自動的に現地時間になりますか?
日時とタイムゾーンの自動設定が有効なら、現地時間に切り替わる場合があります。ただし、通信状態や機種の設定によって正しく変更されないこともあるため、到着後に確認してください。
Googleマップはインターネットなしでも使えますか?
事前にダウンロードした地域の地図は、オフラインでも確認できます。ただし、徒歩や公共交通機関の経路案内など、使えない機能があります。
まとめ
海外旅行へ出発する前には、スマホのデータローミング、通知、現地時間、緊急連絡先、オフラインマップの5項目を確認しましょう。
特にデータローミングは、利用する通信プランに合った設定が重要です。海外に行くからといって、一律にオンにする必要はありません。
また、航空会社からの通知を受け取れるようにし、現地時間と予約時刻を確認しておくことも大切です。緊急連絡先やオフラインマップを準備しておけば、通信が使えない場合にも備えられます。
設定方法はスマホの機種やOSによって異なるため、画面の表示を確認しながら進めてください。
海外旅行の通信用品や関連する持ち物については、旅行に持っていくグッズまとめと目的別の記事ガイドも参考にしてください。
