「餞別には蝶結びと結び切りのどちらを使う?」「祝儀袋はどれを選べば失礼にならない?」と迷っていませんか。
旅行や転勤などの餞別には、基本的に「紅白の蝶結び」の祝儀袋を使います。包む金額によって祝儀袋の種類を選び、のし付きのものを選ぶのが一般的なマナーです。
この記事では、餞別に適した水引や祝儀袋の選び方、蝶結びを使う理由、結び切りとの違い、金額別の選び方まで分かりやすく解説します。
餞別の水引はこれを選べば間違いない
餞別で使う水引に迷った場合は、次のように考えれば間違いありません。
・旅行や転勤の餞別:紅白の蝶結び
・1万円以下:印刷タイプの祝儀袋でも可
・1万円以上:実物の水引が付いた祝儀袋
・結婚祝いを兼ねる場合:結び切り
通常の旅行の餞別であれば、「紅白の蝶結び」を選べば問題ありません。
水引を選ぶときの注意点
水引を選ぶときは、次のポイントも確認しましょう。
・黒白や黄白の水引は弔事用なので使わない
・金額に対して豪華すぎる祝儀袋は避ける
・迷ったら紅白の蝶結びを選ぶ
・派手すぎるデザインは目上の人には避ける
迷った場合は、シンプルな紅白の蝶結びを選ぶと安心です。
餞別の水引は「紅白の蝶結び」が基本
餞別に使われる水引の基本は、「紅白の蝶結び(花結び)」です。水引には大きく分けて「蝶結び」と「結びきり」の2種類がありますが、餞別のシーンではこの使い分けが非常に重要になります。
何度あっても嬉しい「旅立ち」を祝う
蝶結びは、結び目を何度でも解いて結び直せることから、「何度あってもおめでたいこと」に使われます。旅行や留学、あるいは栄転に伴う転勤などは、人生において何度あっても喜ばしい門出です。「また次の機会も素晴らしい旅になりますように」という願いを込めて、蝶結びを選択するのが正しいマナーです。
逆に「結びきり」を使ってはいけない理由
「結びきり」は一度結ぶと解けないことから、結婚や快気祝いなど「二度と繰り返さないでほしいこと」に使います。餞別で結びきりを使ってしまうと、暗に「もう二度と旅立たないでほしい(帰ってこないでほしい)」あるいは「これが最後の別れだ」といった、お別れを強調するような否定的なニュアンスを含んでしまうため、注意が必要です。
祝儀袋(のし袋)は「金額」に合わせて選ぶのが鉄則
水引の種類が決まったら、次は祝儀袋自体の「格」を考えます。実は、中に入れる金額と、袋の豪華さはバランスが取れている必要があります。安価な金額なのに豪華な袋を使ったり、逆に高額を包むのに簡素な封筒を使ったりするのは、マナーに詳しい相手から見ると違和感を与える原因になります。
金額が1万円以下の場:封筒タイプ(印刷のし)
友人や同僚へ、数千円から5,000円程度の餞別を贈る場合は、水引とのしが印刷された封筒タイプが適しています。過度な装飾がないため、相手も気負わずに受け取ることができます。
金額が1万円〜3万円の場合:実物の水引がついたタイプ
親族や特に親しい友人へ1万円以上を包む際は、実際に紅白の水引がかけられた祝儀袋を選びましょう。このとき、中袋(現金を包む内側の封筒)がついているものを選ぶのが一般的です。
3万円を超える高額の場合:高級な檀紙の祝儀袋
栄転祝など、連名でまとまった金額を贈る場合は、和紙の質が良く、水引も太く豪華なものを選びます。袋の豪華さが、贈り主たちの敬意の大きさを表すことになります。
のし付きの祝儀袋を選ぶ理由
祝儀袋の右上についている小さな飾り、これが「のし」です。最近では印刷されているものが増えましたが、本来は「乾燥させたアワビ(干し鮑)」を薄く伸ばしたものを縁起物として添えていたことに由来します。
餞別には「のしあり」を選ぶ
「のし」は「伸ばす」という言葉に通じ、長寿や永続的な発展を願う意味があります。旅立つ人のこれからの活躍を願う餞別には、のしがついた袋を選ぶのが正解です。餞別として現金を包む場合は、のし付きの祝儀袋を選べば問題ありません。
水引や祝儀袋を選ぶときの注意点
マナーに気を配っていても、購入する店舗や選ぶ商品によってミスが起きやすいポイントがあります。特に、最近はデザイン性の高い「洋風のし袋」も人気ですが、贈る相手やシーンによっては慎重になる必要があります。
デザイン祝儀袋の使い分け
親しい友人へのカジュアルな旅行の餞別であれば、花柄やパステルカラーのデザイン祝儀袋も喜ばれます。しかし、目上の方への餞別や、ビジネス上の栄転祝いなどの場合は、伝統的な白地に赤と金の水引が描かれた、オーソドックスなものを選ぶのが最も安全です。
旅行の餞別について、相場や渡し方、親や海外旅行の場合までまとめて知りたい方は、「旅行の餞別は必要かと相場や封筒の書き方や親や海外旅行の考え方」も参考にしてください。
よくあるQ&A
餞別には蝶結びと結び切りのどちらを使いますか?
通常の旅行や転勤の餞別には紅白の蝶結びを使います。結婚祝いを兼ねる場合のみ結び切りを使うことがあります。
餞別に白封筒でも大丈夫ですか?
少額を親しい相手へ渡す場合は白封筒でも問題ありません。改まった場面では祝儀袋がおすすめです。
のし付きの祝儀袋を選ぶべきですか?
はい。旅行や転勤などの餞別では、のし付きの祝儀袋を使うのが一般的です。
デザイン性の高い祝儀袋でもいいですか?
親しい友人なら問題ありませんが、目上の方にはシンプルな祝儀袋が安心です。
水引の色に決まりはありますか?
旅行の餞別では、紅白の水引が一般的です。弔事用の黒白や黄白は使いません。
まとめ:正しい水引で「心からのエール」を届けよう
- 水引の種類: 何度あっても嬉しい「紅白の蝶結び」を選ぶ。
- 祝儀袋の格: 包む金額に合わせて、印刷タイプか実物水引タイプかを見極める。
- のしの有無: 旅立ちを祝う意味を込めて「のしあり」を選択する。
